クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
展示会で忙しかったはずなのに、いつ連絡を取ったんだろう。

「うちの両親と話したの?いつの間に?」

驚きでギョッとしている私とは対称的に永遠は平然としている。

「昨日の夜。杏は疲れて寝てたし」

永遠はしれっとした顔で答える。

思い立ったらやること早いよね。

確かに疲れて熟睡してたけど、まさか私が寝てる間にうちの両親に電話してるとは思わなかった。

きっと私に言ったら先延ばしにすると思ったんだろうな。

両親に連絡取るのだって私は躊躇するし。

忙しいのに邪魔しちゃいけないとかいろいろ考えちゃうんだよね。

それに……永遠の実家に行くなんて……。正直、両親がいなくてホッとしている。
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