クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「だって、ずっと杏ちゃんに会いたかったんだもの。今日は泊まっていくのよね?」

永遠のお母さんが永遠を振り返り、期待の眼差しで彼を見る。

「そのつもりだよ」

永遠はコクッと頷く。

「ならいいわ。さあ、中に入りましょう」

私の肩を抱く永遠のお母さんに促されるまま家の中に入ると、シリウスの社長である永遠のお父さんがにこやかに玄関まで出迎えてくれていた。

「杏ちゃん、待ってたよ。永遠から話は聞いた。婚約おめでとう。杏ちゃんが永遠のお嫁さんになってくれるなんて、おじさん嬉しいよ」

それから、リビングに行って私達の婚約の話をし、永遠にもらった指輪を見せると、永遠のご両親はとても喜んでくれた。

久々に永遠のお母さんの手料理を食べながら、子供の頃の話をして盛り上がった。
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