クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
でも……きっと永遠は仕事のことで頭が一杯で、私みたいに余計なことなんて考えないんだろうな。
どうか私の心の動揺に気づきませんように。
カシャというシャッター音がして、知らず息を止めていた私はフーッと息を吐いた。
「次はスマホの画面見て」
永遠が私に近づきスマホの画面を見せる。
……永遠の顔が近い!
心の動揺を隠しながらもじっとスマホの画面を凝視すると、自分の顔が目の部分を中心にアップで映し出され、思わず目を背けたくなった。
「もういいよ。これでデータ登録するから自由に出入り出来るよ、和久井さん」
永遠はスマホの画像を確認して手で何か操作すると、さっさと席について仕事を始める。
昔から永遠は外では私のことを『和久井さん』と呼ぶ。
公私を区別するのは、彼が周囲に騒がれるのを嫌うというのもあるけど、中学の時に『杏』と私のことを呼んで私が彼のファンの女の子に嫌がらせを受けたからだ。
私と永遠は同じ年で、クラスも一緒のことが多かった。
どうか私の心の動揺に気づきませんように。
カシャというシャッター音がして、知らず息を止めていた私はフーッと息を吐いた。
「次はスマホの画面見て」
永遠が私に近づきスマホの画面を見せる。
……永遠の顔が近い!
心の動揺を隠しながらもじっとスマホの画面を凝視すると、自分の顔が目の部分を中心にアップで映し出され、思わず目を背けたくなった。
「もういいよ。これでデータ登録するから自由に出入り出来るよ、和久井さん」
永遠はスマホの画像を確認して手で何か操作すると、さっさと席について仕事を始める。
昔から永遠は外では私のことを『和久井さん』と呼ぶ。
公私を区別するのは、彼が周囲に騒がれるのを嫌うというのもあるけど、中学の時に『杏』と私のことを呼んで私が彼のファンの女の子に嫌がらせを受けたからだ。
私と永遠は同じ年で、クラスも一緒のことが多かった。