クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
私が着るよりこれは……。

「ううん、お姉ちゃんが着たら似合うだろうなって」

自分の結婚も大事だけど、まずは姉を笑顔で送り出してあげたい。

「杏らしいね。でも、俺が見たいのは杏のなんだけど」

永遠の甘い声が耳に直接響き、ゾクッとする。

「もう、街中で止めて、永遠。心臓に悪いよ」

私は耳を押さえ、恨みがましい視線を向けた。

「フフ、仲が良いっていいわね。私、お邪魔だったかしら?」

永遠のお母さんが悪戯っぽく微笑む。

「あっ……」

一瞬おばさんの存在忘れてた‼

「参考に見て行きましょうよ」

永遠のお母さんが私の手を引いてサロンに入ると、クスクス笑いながら永遠も後ろからついて来る。

永遠のお母さんがサロンの担当者と話をして、ウェディングドレスを試着することに……。
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