クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「杏ちゃん、まだまだあるわよ。私、夢だったのよ。娘にウェディングドレスを着せるの。楽しいわ」

「母さん、楽しむのはいいけど、主役は杏なの忘れないでよ」

永遠ははしゃぐ彼のお母さんを見てやんわりと釘を指す。

「わかってるわよ。永遠も鼻の下伸ばしてないで、ちゃんと褒めなさいよ。あなたはもうちょっと思ってることを口にしないとねえ」

永遠のお母さんは目を細め、彼にやり返す。

「じゃあ、遠慮なく」

永遠はニヤリと妖艶に微笑むと、背後から私に近づき私の両肩に手を置くと、私の耳元で囁いた。

「杏、綺麗だよ。首の歯形の跡、消えて良かったね」

永遠の吐息が耳に当たり、身体がビクッとして私はしゃがみ込む。

「もう、永遠!そういうことは口にしないで!」

私は恥ずかしくて真っ赤になりながら、永遠に抗議する。

「ほほ。若いっていいわねえ」
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