クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
16、落としたブーケ
「やあ、杏ちゃん、永遠、来てくれてありがとう。杏ちゃん、そのオレンジのドレス、似合ってるよ」
車で軽井沢の別荘に着いた私と永遠をタキシード姿の湊さんが、笑顔で出迎える。
「ありがとう、湊さん。タキシード姿、凄く格好いいですよ。今日は晴れて良かったですね」
ハニカミながらそんな話をすると、湊さんは破顔した。
「ああ、そうだね。天気だけは神任せだから」
「楓さんは?」
永遠が湊さんに聞くと、湊さんは穏やかな笑みを浮かべながら答えた。
「奥の部屋で待ってるよ。さあ、行こうか」
今日は姉の結婚式。
六月最初の土曜日。昨日まで降っていた雨はすっかり止んで、今日は久々の晴れ間だ。
久しぶりに見る空は雲ひとつない快晴で、気分もいい。
車で軽井沢の別荘に着いた私と永遠をタキシード姿の湊さんが、笑顔で出迎える。
「ありがとう、湊さん。タキシード姿、凄く格好いいですよ。今日は晴れて良かったですね」
ハニカミながらそんな話をすると、湊さんは破顔した。
「ああ、そうだね。天気だけは神任せだから」
「楓さんは?」
永遠が湊さんに聞くと、湊さんは穏やかな笑みを浮かべながら答えた。
「奥の部屋で待ってるよ。さあ、行こうか」
今日は姉の結婚式。
六月最初の土曜日。昨日まで降っていた雨はすっかり止んで、今日は久々の晴れ間だ。
久しぶりに見る空は雲ひとつない快晴で、気分もいい。