クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜

ん？

何だろうと思ってパソコン画面から顔を上げると、永遠と目が合った。

「これ、うちの部の座席表と内線表」

「あっ……ありがとう」

永遠から紙を受け取ると、何故か彼に手を掴まれた。

「もう始業時間過ぎたし行くよ。みんなもう出勤しただろうし」

え？行くってどこへ？

永遠に手を引かれ椅子から立たされた私は、そのまま彼に連れられ他の島を巡った。

各チームのリーダーに紹介され、「和久井杏です。宜しくお願いします」とお決まりの挨拶を何度も口にする。

最後のリーダーに挨拶していると、六十代くらいの男性がマグカップ片手にこちらに歩いてきた。

長谷川部長が一番年長かと思ってたけど、もっと上がいたらしい。