クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
【無事にフィレンツェに着きました。お姉ちゃんが泊まったホテル、とても素敵だよ!】

「永遠、これでいいかな?」

スマホを見せ永遠に聞くと、彼はコクッと頷いた。

「うん、いいんじゃない。でも、楓さんに送るのにそんな緊張してどうするの?」

「だって慣れてないから……」

「楽しんでるのがわかればなんだっていいと思うよ」

「そうだね」

永遠の言葉に安心して姉にメールを送る。

長旅で疲れていた私達は、荷ほどきを済ませ、シャワーを浴びると、バスローブを纏ってベッドに横になった。

ベッドルームにはアロマキャンドルが灯され、リラックスムード満点。

蝋燭のほのかな灯りとブルメリアの花の香りに癒されまどろんでいると、永遠が私に甘いキスを落とした。

「おやすみ、奥さん」
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