クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
永遠がニヤリとしながら、彼は私の唇をゆっくりと親指の腹でなぞる。

「どうする?午前中はずっとベッドで過ごす?」

私は永遠の言葉に顔を赤くしながらも、悪魔の誘いに抗った。

「せっかくフィレンツェに来たんだもの観光しよう!」

「それは残念」

永遠がおかしそうにクスッと笑みを溢す。

ベッドを出てスマホを確認すると、姉からメールが来ていた。

【ホテル気に入ってくれて良かった。永遠君と楽しんで。帰国したら、話を聞かせてね。
楽しみにしてるわ】

姉のメールを見てホッとする。

元気そうで良かった。

着替えを済ませると、昨夜バトラーのお兄さんから説明を受けた庭園に永遠と向かった。

時刻は午前八時過ぎ。
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