クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
庭園にはテーブルが並べられていて、宿泊客が優雅に朝食を食べている。

空気は澄んでいて気持いいし、小鳥がパンくずを食べに来るのも見ていて楽しい。

庭園の景色を眺めながらののんびりした朝食を終えると、ホテルから出ているシャトルバスに乗って街の中心地に向かった。

まずは街のシンボルのドゥオモの内部を見て回ると、裏手にある付属美術館でミケランジェロの『ピエタ』を感動しながら眺めた。

午後一時過ぎにレストランで食事をして、ウフィツィ美術館に行きボッティチェリの『ヴィーナス誕生』、ダヴィンチの『受胎告知』などの有名な名画を鑑賞すると、次はベッキオ橋に向かった。

ベッキオ橋には金銀細工を扱う宝石店がずらりと並んでいる。

あるお店のウィンドーの中の宝石を見ていると、永遠が「入ってみようよ」と言って、私の手を引いた。
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