クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
それは、口に出さずに胸の中でそっと呟いた言葉。

あまりの美しさに言葉なくじっと景色を眺めていると、永遠が背後から私を抱き締めた。

「また来よう」

「うん」

永遠の言葉にコクッと頷く。

この綺麗な景色を目に焼き付けて、日本に帰ったらお姉ちゃんといっぱい話をしよう。

心にそう誓った。



次の日の朝は永遠の方が早く起きていて、目を開けると彼が愛おしげに私を見ていた。

「おはよ。もっと寝かせてあげたいけど、そろそろ起きないとね」

永遠はチュッと羽のようなキスをする。

「……今……何時?」
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