クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
“何余計なこと言ってんの”って絶対思ってるはずだ。

「ははは。私はずっとでも構わんがね。本多君、目が怖いよ。どっちに怒ってるのか興味深いな。私か、それとも彼女かな?」

澤さんが永遠の顔を見て貫禄のニヤリ。

だが、永遠はさらりとかわした。

「元からこういう顔ですよ。お邪魔しました」

永遠が再び私の手を引いてこの場を去ろうとすると、澤さんは永遠の背中に向かってにこやかに言った。

「いい子が来て良かったな」

澤さんの台詞に一瞬永遠は立ち止まったが、またすぐに歩き出す。

それからは、それぞれのチームの実験室、部のコミュニティースペースに案内された。

いつ個人的なことを言われるんだろうってビクビクしてたけど、永遠は仕事以外の話はしなかった。

「ちょっと休もうか?」
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