クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
嘘。……織田さん、柳田さんの話を認めた。

でも、何故私を指名したんだろう?織田さんとは面識なんてないのに……。

「否定しないんですね」

織田さんの質問には答えず、柳田さんは腕組みをしながら彼を見据える。

何だろう?

二人の間に火花が散ってるんですけど……。

この二人って犬猿の仲なの?

「誤魔化すのは面倒なんでね。この話、他言無用で頼むよ。あまり知られたくないんだ」

「口止め料高いですよ」

柳田さんが挑戦的な笑みを浮かべると、織田さんはニコッと微笑みながら提案する。

「じゃあ、もうすぐお昼だし、社食のランチで手を打たない?」

「私がそんな安い女だと?」
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