クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「え~、俺、織田さんや本多さんみたいに高給取りじゃないんですよ」

坂田君が拗ねると、織田さんはハハハッと声を上げて笑った。

「悔しかったら、本多みたいに金になる特許をいっぱい出すか、俺みたいに早く出世するんだね」

「……無茶言わないで下さいよ、織田さん」

「坂田、甲斐性のない男はモテないよ」

意気消沈の坂田さんに織田さんが楽しそうに止めを刺すと、すかさず永遠が涼しげな顔で織田さんをやり込めた。

「織田さん、節操のない男もモテませんよ」

……織田さんは上司なのにそんなこと言っていいの?

永遠の歯に衣着せぬ発言に唖然とする。

「本多……お前ねえ。そんな可愛くないことばっか言ってると、また無理矢理合コンに参加させるよ?」

織田さんは苦笑しながら脅し文句を口にする。

「お断りします。無事に展示会終わらせたかったら、俺の邪魔はしないで下さい」
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