クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「おはよう。何、今日は同伴出勤?」

織田さんがニヤニヤ顔で永遠のお腹を肘でグイグイ押す。

「キャバクラ好きな織田さんと一緒にしないで下さいよ」

ポーカーフェイスでそう言うと、永遠はスタスタと先を歩き正門で社員証を見せる。

残された私は笑顔を作って織田さんに挨拶をした。

「おはようございます、織田さん。本多さんとはたまたまそこで会っただけですよ」

「別に無理して言い訳しなくていいよ。いいんじゃない?うちは社内恋愛禁止じゃないし。それとも僕と恋愛する?」

織田さんが私に近づき耳打ちする。

「結構です」

私は耳を押さえて後ずさった。

「そんな即答しなくてもいいじゃない。傷つくなあ。僕は結構本気なんだけど」

本気って……昨日、似たような言葉を経理の女の子に言ってたの聞きましたけど……。
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