クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「サンキュ」

坂田君からコップとウーロン茶を受け取った永遠は、コップにウーロン茶を注ぐとこっそり私に手渡す。

「こっち」

「あ、ありがとう」

私がお酒苦手なの覚えててくれたんだ。

永遠からもらったウーロン茶を飲んでいると、風が吹いて花びらが舞った。

月も出ているし、とても幻想的で美しい。

まさか会社でこんな綺麗な風景を見れるとは思わなかった。

「桜吹雪……綺麗」

私が思わず口に出すと、横にいた永遠が相槌を打った。

「ああ、綺麗だ」

でも、永遠が見ていたのは桜吹雪ではなく私で、彼は私の髪についた花びらをそっと手に取る。

永遠に触れられて心臓がトクンと跳ねた。
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