クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「居室にずっと寝かせておくわけにもいかなかったから、タクシーに乗せて俺のマンションに連れて来たんだよ」

永遠のマンションってことはここは多分彼の寝室なのだろう。

ベッドにブラウンの木製のサイドテーブルが置かれただけの寝室。

白い壁際に置かれたベッドはキングサイズで私のより大きい。

白いシーツからは爽やかな柔軟剤のような香り。

綺麗好きな永遠のことだからきっと毎日シーツ交換しているに違いない。

シンプルな寝室だけどスッキリしていて永遠らしい。

「叩き起こしてくれれば良かったのに……。迷惑かけたくなかったよ」

永遠は何も悪くないのに、私はこの厄介な状況に耐えられず彼に八つ当たりする。

でも、彼は気を悪くした様子も見せず、私をなだめるように静かな声で言った。
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