クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「何馬鹿なこと言ってるの?迷惑だなんて思うわけない。そんなことより自分の身体の心配したら?」

「大丈夫。……ちょっと疲れてただけだから」

ベッドから上体を起こして起き上がろうとすると、ある事実に気づいた。

嘘……‼これ……私の服じゃない!

着ていたのは大きなTシャツで、この状況からするとこれは永遠のだ。

「……何で着替えてるの?」

「それも覚えてない?昨日うちに連れて来たら『気持ち悪い』って言って吐いたんだよ。その時、杏の服が汚れたから着替えたんだ」

永遠の説明で断片的に記憶を思い出した。それと同時に羞恥で顔が真っ赤になる。

ああ……そうだ。

永遠に手伝ってもらって着替えて……。
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