クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「その根拠のない自信はどこから来るわけ?」

私に向けられる冷ややかな視線。

「自分の身体のことは自分がよくわかってる」

自分でも無茶苦茶言ってると思うが、私は永遠の目を見て言い張った。

これ以上、ここにはいられない。いちゃいけない。

いたら私がおかしくなる。おかしくなって……自分をコントロール出来なくなる。

「それ全然説得力ない。それに、杏の服は今洗濯機の中。どうやって外に出る?そのTシャツ姿では無理だよね」

永遠は私の姿をじろりと見て、少し馬鹿にしたようにクスリと笑った。

確かに……この姿では外に出れない。それに、汚れた服まで洗われて……私のなけなしのプライドはズタズタだ。

「永遠の意地悪」

永遠から目を逸らし悔し紛れにそんな言葉を吐くと、彼は私の顎をクイッと掴んだ。
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