クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜

【食べないと元気にならないよ】

その文面を見て泣きたくなった。

永遠には私の行動なんて手に取るようにわかるのだ。

私の文面を見ただけで、食べてないとすぐに察したらしい。

私の性格なんてわかってるもんね。

でも……お願い。もう私に優しくなんかしないで。

スマホの電源を切ってベッドに放り投げる。

これでいい。

布団を頭まで被って目を閉じる。

頭に浮かぶのは今朝のキス。永遠の唇の感触まで甦ってきて自分を呪いたくなった。

「もう……やだ」

寝返りを打ってベッドに突っ伏し、枕を叩く。

考えないようにしても、頭の中で何度もリピートされるあの光景。

「永遠の馬鹿！どうしてくれんのよ！」