cherish【チェリッシュ〜恋のライバルは男!?〜】
「はい挨拶も済んだ事だし!それじゃあ斉藤、早速これ持ってくれ!」
と極上スマイルで雑用を押しつける村上先生。
もっと生徒同士の親交を深めさせてやろうという気持ちは無いのか、貴方には…
「…はい」
私に本日与えられたのは、紺野君の新しい教科書やら資料集を持って行く任務。
と言っても、本人じゃ持ちきれない分を数冊ってゆう程度だけど。
「じゃあ行くぞー」
と、ツカツカと歩いて行く村上先生。
その両手はポケットに突っ込まれている。
つまりは手ぶら。
日誌も私が持っている。
あんの不良教師め!
「何や悪いなー持たせて」
先生を睨んでいると、隣から声をかけられた。
「え?あ、いや全然!」
慌ててフォローすると、紺野君が優しく微笑んだ。
「何てゆうん?」
「え?」
「名前」
…さっき言ったじゃん
「斉藤何ちゃん?」
あっ…失礼しました
「こ、心…」
「へー!いい名前やな」
「ありがとう」
自分でも気に入ってるから、その言葉は素直に嬉しかった。
と極上スマイルで雑用を押しつける村上先生。
もっと生徒同士の親交を深めさせてやろうという気持ちは無いのか、貴方には…
「…はい」
私に本日与えられたのは、紺野君の新しい教科書やら資料集を持って行く任務。
と言っても、本人じゃ持ちきれない分を数冊ってゆう程度だけど。
「じゃあ行くぞー」
と、ツカツカと歩いて行く村上先生。
その両手はポケットに突っ込まれている。
つまりは手ぶら。
日誌も私が持っている。
あんの不良教師め!
「何や悪いなー持たせて」
先生を睨んでいると、隣から声をかけられた。
「え?あ、いや全然!」
慌ててフォローすると、紺野君が優しく微笑んだ。
「何てゆうん?」
「え?」
「名前」
…さっき言ったじゃん
「斉藤何ちゃん?」
あっ…失礼しました
「こ、心…」
「へー!いい名前やな」
「ありがとう」
自分でも気に入ってるから、その言葉は素直に嬉しかった。