cherish【チェリッシュ〜恋のライバルは男!?〜】
「はい、そこ勝手に盛り上がらなーい!転校生のプレッシャーになるだろうが!」
先生がアユミ達を注意する。
「やっぱ転校生なんだ!」
「ねぇ先生!早く!」
みんなが一致団結して先生を促す。
「何だ、こうゆう時だけまとまりやがってー…まぁいっか!おーい!入ってくれ!」
先生が声を上げると、ドアが音を立てて開いた。
それと同時にみんなの視線がそこに集中する。
紺野君が入ってくる姿に合わせてみんなの視線が動く。
誰も喋らない。
見とれてるんだ、と思った。
実際、私が見とれているから。
真剣な表情をした紺野君は、何ていうか…見る人を惹き付ける独特な雰囲気がある。
さっきとは違う人みたいだ。
カツカツと音を立てて、
『紺野 千明』
と黒板に大きく書くと
「はい、今日からこのクラスの一員になる紺野君だー。紺野、何か一言。」
と先生が振り向きながら言った。
「紺野です!
関西から来ました!向こうでずっとバスケやってたんで、この学校でもバスケ部に入ろうと思ってますー。
まだこの辺の事とかよくわかってないんで、色々教えてもらうと思うけど、よろしくお願いします!」
よく通る声の、ハキハキとした話し方がいかにも体育会系といった感じがする。
先生がアユミ達を注意する。
「やっぱ転校生なんだ!」
「ねぇ先生!早く!」
みんなが一致団結して先生を促す。
「何だ、こうゆう時だけまとまりやがってー…まぁいっか!おーい!入ってくれ!」
先生が声を上げると、ドアが音を立てて開いた。
それと同時にみんなの視線がそこに集中する。
紺野君が入ってくる姿に合わせてみんなの視線が動く。
誰も喋らない。
見とれてるんだ、と思った。
実際、私が見とれているから。
真剣な表情をした紺野君は、何ていうか…見る人を惹き付ける独特な雰囲気がある。
さっきとは違う人みたいだ。
カツカツと音を立てて、
『紺野 千明』
と黒板に大きく書くと
「はい、今日からこのクラスの一員になる紺野君だー。紺野、何か一言。」
と先生が振り向きながら言った。
「紺野です!
関西から来ました!向こうでずっとバスケやってたんで、この学校でもバスケ部に入ろうと思ってますー。
まだこの辺の事とかよくわかってないんで、色々教えてもらうと思うけど、よろしくお願いします!」
よく通る声の、ハキハキとした話し方がいかにも体育会系といった感じがする。