cherish【チェリッシュ〜恋のライバルは男!?〜】
「ほんで、二人はどうゆう知り合いなんですか?」


そう改めて聞かれると、戸惑ってしまうんだけどな。

「えー、うーん…お兄ちゃんの友達ってゆうか…幼なじみみたいな感じかな」

「まー!それだけ?冷たい子ね!」


「他に何があるのよ?」


私達が言い合っていると、クラスメイトが声を掛けてきた。

「千明ー、俺らそろそろ部活行くけど!」


「おう!…ほんなら俺、部活の見学させてもらうんでこれで」


と軽く頭を下げる。

「あら、そうなの?頑張ってね〜」


感心したようにミサキちゃんが、顔の辺りまで持ち上げた手を振る。

「はい!斉藤さんもまた明日な」

「あ、うん!またね!」


教室から出ていく紺野君の後ろ姿を見送る私とミサキちゃん…その他大勢。




< 22 / 214 >

この作品をシェア

pagetop