ただただ君が好きでした

翌日、日野さんが教えてくれた。

マナ先輩は、1週間の停学処分になったと。

その後の処分は話し合いの途中で、退学もありえる、と。



電話をしても出ない。

会えないまま時間だけが過ぎる。

迫田も治療とか言って、学校には来ていなかった。


家も知らない。共通の知り合いもいない。

この状況で、マナ先輩に会うことは難しい。


マナ先輩、オハナの前髪は伸びました。

切ってください。

マナ先輩。

テニス部には桃香が入ってくれて、日野さんと3人で楽しくやってます。

マナ先輩。



なんだか、もうマナ先輩に会えない気がした。

夜になると涙が止まらない。

マナ先輩は、私が幸せになるまでちゃんと見守るよと言ってくれた。

マナ先輩がいなくなったタイミングと、部活で居場所ができたタイミングが同じで……




もう、俺はいらないな。って消えちゃいそうな気がする。


まだまだマナ先輩が必要です。


ずっとずっとこれからもマナ先輩がそばにいてくれないと、泣いちゃいますよ。



ひとりで抱えないで。

私のせいなんだから。


マナ先輩は、強いけど、その強さの奥にあるものを私は知ってる。


マナ先輩を、守りたい。

マナ先輩が、今どこで何をしているのか、誰か教えて。





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