僕ら同じ空の下。【短編】

恋をして淡々と毎日を過ごしていた。
でも私には受験があった。

受験の前に先生に応援のメッセージ言って
もらいたかったけど
そんな勇気もなく、先生からのメッセージは諦め、受験を受けに行った。

「先生に〝不合格〟なんて恥ずかしい報告はしたくない」

その一心だった。



私は無事、志望校に合格することが出来た。


そして、卒業式のシーズンになった。
毎日を大切に過ごした。

話せなかったし、まともに姿を見ることも
難しい日があった。


でも朝会や学年集会などで
先生と目が合うことが多かった。

見たことない、すごく切ない目だった。
目が合った途端2人ともすごい勢いで
逸らしていた。

先生の耳が真っ赤で、
期待しちゃいけないのに胸が高鳴ってるのが自分でもわかった。

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