僕ら同じ空の下。【短編】

「先生。手紙、書いたんです。」
私は手紙をポケットから取り出した。

「ほんとに?ありがとう!
後で読んでも良いですか?」
先生は目をまん丸にしてびっくりしてた。

「はい!
いろいろとお世話になりました」

言ってる最中、涙が溢れたけど
最後に笑顔を覚えてて欲しくて
一生懸命微笑んだ。


帰り道でやっと自覚した。

〝もう、会えないんだなぁ〟って。

< 8 / 21 >

この作品をシェア

pagetop