青空に響く歌
朝学校に来て靴箱を見る。


案の定上靴には落書きが。


『卑怯者、偽善者』


それを見た有紀寧は、


「ひどいやつらね。星奈、私の使いな?」


「ダメだよ!私、こんなの平気だから気にしないで!」


そう言ったものの彼女は私の上靴を取っては履いた。


「ほんとダメだよ・・・。」


「いいって。星奈こそ気にすることじゃないよ。」


そう言って有紀寧は笑ってくれた。


有紀寧は私のたった一人の親友だ。
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