青空に響く歌
そしてクリスマス・・・


私は有紀寧とイルミネーションを見に行くことになっていた。


周りにはカップルがたくさん。


きっと、星野くんも西園さんと見てるんだろうな・・・。


どうしても考えてしまう。


「どうしたの?星奈。」


「ううん、何でもない。」


苦笑いの私に有紀寧は、


「やっぱり考えてるんでしょ。星野くんのこと。」


「ううん!考えてない考えてない!」


「嘘。顔に書いてる。」


やっぱり有紀寧には隠し事はできないな。


「星奈。気にしなくていいと思う。あんたが気にしたってどうしようもないんだよ。てか、今は私がいるんだから充分でしょー!私が星奈の彼氏みたいなもんだから。」


そう言ってぎゅっとくっついてくる有紀寧。


「なにそれ。」


二人で笑いあった。


久しぶりな気がする。


私が笑ったのなんて・・・。
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