青空に響く歌
「ちょっと、お腹痛いから保健室行ってくる!有紀寧、先生に伝えておいてくれない?」
「大丈夫?私も一緒について行こうか?」
「ううん、一人で平気。」
「分かった。お大事にな。」
「うん。」
とりあえずついていくにはこの口実しかなかった。
友達に嘘をつくのはすごく申し訳なかったけど、星野くんがどこに行くのか気になった。
見つからないように彼の後をつけていく。
すると彼は屋上に向かった。
屋上に入っていったのを確認すると私はドアを少しだけ開けて覗いた。
『輝く星を~包み込む夜空~無限に広がった世界~君となら生きていける気がしたんだ』
この曲どこかで聞いたことがある。
確か、恋愛映画の主題歌だっけ。
そんなことを考えながら彼の歌声を聞いていた。
彼の歌声は透き通っていて心に響いた。
つい聞き入ってしまった。
「すごい・・・。」
「さっきからいるの誰・・・?」
歌声をピタッと止めてそう声をかける星野くん。
しまったと思い慌ててその場から離れようとする。
「今行ったら授業中だよ。どうせ、保健室とか行ってついてきてたんじゃないの。」
もしかして後をつけていることバレてたの?
ゆっくり扉を開けて、
「ごめんね、別にストーカーってわけじゃないんだ。ただどこ行くのかなって気になってついてきたんだ。」
「だからそれをストーカーって言うんだよ。」
相変わらず冷たい彼に少しムッとしてしまった。
「そ、それにしても歌上手だね。」
「ありがとう。まぁ歌、好きだから。」
「そっか。」
「・・・。」
「・・・。」
2人の間に沈黙の空間が続いた。
「大丈夫?私も一緒について行こうか?」
「ううん、一人で平気。」
「分かった。お大事にな。」
「うん。」
とりあえずついていくにはこの口実しかなかった。
友達に嘘をつくのはすごく申し訳なかったけど、星野くんがどこに行くのか気になった。
見つからないように彼の後をつけていく。
すると彼は屋上に向かった。
屋上に入っていったのを確認すると私はドアを少しだけ開けて覗いた。
『輝く星を~包み込む夜空~無限に広がった世界~君となら生きていける気がしたんだ』
この曲どこかで聞いたことがある。
確か、恋愛映画の主題歌だっけ。
そんなことを考えながら彼の歌声を聞いていた。
彼の歌声は透き通っていて心に響いた。
つい聞き入ってしまった。
「すごい・・・。」
「さっきからいるの誰・・・?」
歌声をピタッと止めてそう声をかける星野くん。
しまったと思い慌ててその場から離れようとする。
「今行ったら授業中だよ。どうせ、保健室とか行ってついてきてたんじゃないの。」
もしかして後をつけていることバレてたの?
ゆっくり扉を開けて、
「ごめんね、別にストーカーってわけじゃないんだ。ただどこ行くのかなって気になってついてきたんだ。」
「だからそれをストーカーって言うんだよ。」
相変わらず冷たい彼に少しムッとしてしまった。
「そ、それにしても歌上手だね。」
「ありがとう。まぁ歌、好きだから。」
「そっか。」
「・・・。」
「・・・。」
2人の間に沈黙の空間が続いた。