青空に響く歌

次の日。


有紀寧といつものように登校していた。


「ねぇ、星奈。星野くんのこと好きでしょ。」


「は！？急に何？」


「やっぱり。顔に書いてるぞ。」


ニヤニヤしている有紀寧。


「やめてよ。ただの友達だよ。」


そんなことを言いながら学校に着くと廊下の掲示板の前にたくさんの人が集まっていた。


「何だろう・・・。」


気になって掲示板の前まで言ってみる。


たくさんの人たちで前がよく見えない。


すると私の存在に気付くと皆離れていってしまった。


「なにこれ・・・。」


新聞が貼られてあった。


それもこんなタイトルで




『学校一のプリンス星野蒼空と天川星奈熱愛！？』




それだけじゃなく昨日屋上で話しているところの写真まで貼られていた。


それにこんなことまで・・・




『天川星奈。プリンスを独り占め。』




私は独り占めしてるつもりはないのに・・・。


こんな風に書かれるなんて・・・。


一体誰が・・・。