白龍~史上最強総長はネムリヒメ!?~

陸「正直言って俺がっかりなんだよね。」


紫龍「なにが。」(※紫龍は美緒のことです!)


陸「なんで、そんなチビが総長なわけ。」


たしかに俺らにしてみれば小さい。白龍の中でもダントツ低い。


紫龍『で?身長が小さいと何がいけないんだ?』


陸「だからー、弱そうだっていってんnヴッッ」


一瞬何が起きたか分からなかった。幹部の1人が陸に思いっきり鳩尾にパンチを入れた。


赤龍「総長になんて口聞いてんだよ。総長、紫龍は俺らの中で一番強い。舐めた口きいてんじゃねーよ。」


ほんとに見えなかった。それに、かなり怒ってる。殺気がすごい。それこそ朝の先生ぐらい。


紫龍「赤龍、やめな。」


赤龍「でも!」


紫龍「俺がいいって言ってんだ。それにそこまで言うんだから、こいつら相当強いんだろうよ。今まで半分の力にしようと思ったけど気が変わった。俺以外全員抗争の日フルパワーで戦え。」


ちょいまってや。さっきの本機ちゃうかったってことか?


幹部「承知。」


紫龍「俺んとこのもんが手ぇだしてもてすまんな。じゃあ、抗争楽しみにしとる。」


そう言って紫龍は仲間を連れて去った。言葉はすごく軽かったが、俺らは1歩も動けなかった。



なぜか。


紫龍の殺気がすごすぎたからだ。


赤龍なんか地にも及ばない。そのぐらい、こわかった。足がすくんだ。


とりあえず、陸を助けて帰るか。


『ほら、陸。』


そうして、俺達も帰ることになった。
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