やっぱり俺のお気に入り
そう思う俺はやっぱおかしい??



間違ってる?



『そんな奴がいてもいいんじゃん?龍斗にだっていつかは大事な女に出会えるよ』



よく裕輔は笑いながら俺に言う。



それでも俺には分かんねぇんだ。



大事な女・・・・・。



それってどんな女なのか?



俺の周りにはそんな女はいねぇから。



「龍斗ぉ!だからぁ、今度はいつ遊んでくれるの??」



「いつでもいいよ・・・」



「えぇ~~あたしだって龍斗と約束だよね??」



「ん?あぁ、そうだね。いいよ」



「マジ??超嬉しい♪ゲーセン行って、プリ撮ろうねっ♪」



こんな会話ばっかり・・・・・。



「あたし、龍斗と二人で遊ぶぅ~!!」



つまらない会話。



派手なメイク。長くのびた爪。



制服のスカートは、まるで『覗いてください』って感じなくらいに短けぇし。



ホントはこんな女達なんて・・・・・好きじゃない。



好きじゃねぇんだよ。
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