やっぱり俺のお気に入り
「あの・・・その・・・雨宮・・君・・・?」



心地いい眠りから現実に戻す声。



「・・ん・・・誰?・・・・・」



今日はそんな時間をジャマされちまった。



マジ最悪なんだけど・・・・・。



「あ、あたし・・・・・あ、あのっ・・」



聞いたこともないその声に俺はゆっくり目を開けた。



「ゴメンなさいっ・・・・・あたし、起こしちゃって・・でも、あのっ・・・」



そばに立っていたのは知らない女。



ナゼだかめちゃくちゃ慌てて赤い顔をして俺を見てる。



見たこともねぇぞ。



「なんか用?」



「いえっ・・・用っていうか、確認っていうか・・・・・その、えっと・・・・・」



その女は俯きながら、必死になって言葉をつなげる。



「ハハッ、だから何?」





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