やっぱり俺のお気に入り
10☆☆☆俺の嫉妬心☆☆☆
青山からの宣戦布告・・・・・。



もちろん、未来には言ってはいない。



って言うか・・・誰にも言うつもりはないけど。



まぁ、未来は「俺」だし?



大丈夫なのは分かってるけど心配は残る。



あいつ・・・・・



未来に手出したりしたら許さねぇ・・・・・。



「龍斗っ・・・いよいよだよね・・・あたし、緊張しちゃって・・・」



体育館へ行くとすぐに俺を見つけた未来が言った。



今日は『文化発表会』



体育館の舞台には爽やかな笑顔を生徒に振りまいて「先生面」している青山が視界に入る。



「一生懸命頑張ったんだし、自信持てよ!なぁ!」



この日のために頑張って練習したんだから。



俺は未来の頭を手の平で軽く触る。



「うん・・・青山先生もそう言ってくれたんだ」



青山?・・・・・。



またあいつかよ・・・・・。



俺はため息を吐き捨てるようにして、舞台の上の青山を見た。

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