やっぱり俺のお気に入り
心の奥からこみ上げてくるこの思いを・・・・・



受け止めて・・・・・



「・・・んっ・・りゅ・・う・・・とっ・・・」



「・・未来っ・・」



少し苦しそうな表情の未来を抱きしめた。



「あぁっ・・・」



やがて俺の全身の力が抜けていくのと同時に未来も声をあげた。



幸せな脱力感に包まれながら横にいる未来のおでこにキスをした。



「痛かった?」



「ううん。大丈夫・・・それより幸せな気持ちのほうが大きかったから・・・」



メガネを外した未来の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。



「やっぱ、辛かったんだろ??ごめんな??」



「違うの。ちょっと前のあたしからは想像もしてなかったから・・・こうして龍斗と一緒にいること・・・・・それを思ったらなんか嬉しくて泣けてきちゃったぁ・・・」



そんなこと言われたらまたキスしたくなるんだよ?



どこまでも未来は特別な感情を俺にくれるんだな。



他の誰よりも俺にとってのいい女。



未来・・・それはお前しかいないから。



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