やっぱり俺のお気に入り
「ったく・・・未来・・は・・・ばぁ~かっ・・・」



俺はそう言いながら未来の髪を優しく撫でた。



未来は俺の腕の中で大人しく頷く。



そして、何度も何度も頷きながら、また涙目を俺に見せる未来。



未来の目から流れ出す涙。



涙の粒がゆっくりと頬をつたう。



俺を見上げる表情が可愛くて。



そんな顔されたらヤバイって事知らねぇんだな。



ここが学校だってことも忘れいまうそうになる。



未来をもっと強く抱きしめたくなっちまう。



「あたし、どうしても青山先生何考えてるか分かんない・・・・・」



「そうだな。きっと俺達をからかってんだろっ」



「からかってる?違うっ・・・それになんだか怖かった・・・あんな青山先生見たことなかったから・・・」



「もういいって。未来はあいつのことは気にすんな。テストも俺なりに多分大丈夫だから。なぁ!!帰ろうぜ」



「・・・・・うん」











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