やっぱり俺のお気に入り
俺と目が合ったことに気付くと少し恥ずかしそうにうつむく未来。



それでも俺は未来を見つめる。



「何?/////龍斗・・・そんなにジッと見られると・・・恥ずかしいよぉ/////」



「いいじゃん♪照れんなよっ」



だって俺、ずっと我慢してたんだぜ??



それにここ何日か未来の視界に俺は入らなかっただろう??



だからその分を取り返すように俺達は何時間も一緒にいた。



二人でくだらない事を言い合って笑う時間を過ごす。



『見て見て!あの人、チョーカッコイイ♪』



『でも、一緒にいる女、彼女??なんかブサイクだよね・・・』



『ホントだね。キャア~♪でも彼氏のほう、マジ/////イケメン~!』



近くに座ってた女子高生達が俺をチラチラ見て、キャアキャアなんだか言っていた。



普段ならウザイと思うそんな奴ら。



でも、そんなの全然存在すらも気にならないほど、



頭ん中が『未来』でいっぱいの俺がいた。
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