やっぱり俺のお気に入り
それなのに・・・・・。



「未来!何してんだよ??」



突然背後から大きな声がした。



聞き覚えのあるイヤな声の主を見る。



「帰りが遅いから心配したよ。ずっと探してたんだ。さぁ、未来おいで」



あいつの声で幸せな思いが一気冷めていく。



と同時にあいつへの怒りの気持ちに変わる。



「青山・・・」



「青山・・・先生・・・」



俺達がキスを交わし、唇を離した瞬間、



すぐそばに青山が立っていたってことだよな。



「なぁ、雨宮。未来は俺の女になる予定なんだけど?もうこれ以上手を出すなよなぁ。あんまり未来を汚さないでくれよな?」



冷たい青山の視線と俺の視線が重なる。



未来を汚す・・・・・??



・・・・・こいつ、何言ってんの??


< 211 / 296 >

この作品をシェア

pagetop