やっぱり俺のお気に入り
14☆☆☆俺の心☆☆☆
家に戻っても憂鬱な気分が続いていた。



明日学校で顔を合わせたら青山はどんな態度で接してくるのか?



まだ残る青山を殴った時の感触、怒り。



理由はどうであれ俺は教師を殴った・・・変わらないその事実。



だとしたら、謝るのは俺なのか?



謝る・・・・・?



謝る??・・・あいつに??



それは絶対できねぇな。



でも教師を殴ったなんてバレたら退学は確実だろうな。



もし、そうなったとしても、それも自業自得ってやつ??か。



~~~♪~~~♪♪



俺の携帯が鳴る。



着信画面は未来からを告げる。



『もしもし・・・??龍斗?』



『おぅ・・・』



『なんかゴメンね。変な展開になっちゃって・・・』



『・・・まだ青山いんのか??』



『もう帰った。腫れてた頬はお母さんが手当てしてたから心配しないでね』



『俺、めっちゃカッコ悪かったな?ゴメンな?』



『悪いのは青山先生のほうだもん。あんな態度であんなこと言われたら龍斗じゃなくても頭にくるよ。それになんでいきなりあたしにあんなこと言うのか・・・分かんなくて・・・・・青山先生、絶対あたしのことなんて好きじゃないくせに・・・変だよね?』


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