やっぱり俺のお気に入り
なんだか考えるのもかったるくなってそのまま寝ちまったし・・・・・。



「やべっ、遅刻すんじゃん・・・!」



気がついたら朝で、慌てて飛び起きてシャワーを浴びて着替えを済ます。



朝が苦手な俺。



寝坊して遅刻なんて珍しいことじゃねぇけど、



さすがに遅刻が多いと担任にうるさく説教されるからな。



そんな面倒なのは避けたいから、遅刻はしたくねぇんだ。



乾かした髪を軽くワックスで無造作に整え、ゴールドのピアスを着ける。



朝はこんなもん。



朝飯食う時間もねぇな・・・・・。



慌てながら鞄を持ち、部屋を出ようとした時、



ベットの脇に落ちていた昨日の手紙が目に付いた。



あの女・・・・・今日見かけたら声かけてやるか・・・・・。



俺が手紙を読んだと言ったら、どんな反応するんだろう。



どうでもいいはずなのに一瞬俺はそんなことを考えていた。







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