やっぱり俺のお気に入り
「龍斗ぉ~~♪一緒に帰ろうよぉ♪ねぇ??」



未来に会えない寂しさから、逃れればいいと思ってしまう俺は、



「おぅ~!いいよ。そのかわりさ、お前んち、寄っていい??」



笑顔で女を受け入れる。



ただそれだけの都合のいい女は相変わらず沢山寄ってくるから。



「いいよ。ウレシイっ」



簡単な女。



どうでもいい感情。



それでも一人で未来を想う時間がなくなるなら、



俺は迷わず女を受け入れる事を選ぶ。



俺は今日も適当にこうして女を選んだ。



「じゃあ、帰り、校門とこで待ってるね♪」



髪をかき上げながら、女は俺にウインクした。



どんな女を抱いても、誰も未来の代わりにはなんないのにな・・・・・。



バカな女。



そしてそれ以上にバカな俺。
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