やっぱり俺のお気に入り
もう無理なのかよ・・・・・。



俺達・・・・・まだお互い同じ気持ちではいるのに・・・・・。



あまりにも急激に変わってく未来の環境に俺はついていけねぇ気がした。



終わり・・・・・。



そんな言葉が頭をよぎってく。



こんなに会いたいのに・・・・・。



「未来、今どこにいんの?」



「え?・・・・・事務所だよ」



「家には帰ってんのか?」



「都内のホテルの部屋を事務所が借りてくれて、そこから仕事に行ってるんだ」



「未来のお母さんとかお父さんは心配してねぇのか?」



「うん。お母さんはしょっちゅうこっちに来るから」



どんな結論を出すにしても・・・・・



俺は未来に会わなきゃいけねぇ気がした。



「俺、今からそっち行くから待ってろよ」



俺はそう言って、携帯を握り締め走り出した。

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