やっぱり俺のお気に入り
そんな感じの日々。



未来がそばにいない生活。



俺の毎日の中に未来がいない。



未来の声は街中に流れ、耳にするのに・・・・・。



『そばにいたい』



それが本音。



でも言わない。未来には言いたくない。



だって、あいつは頑張っているから。



そして、その中で『俺の存在』を必要としてくれてる事を実感出来るから。



だから俺は未来を想う。



それでも、寂しい・・・会いたい・・・は言わない。



未来も決して口にしない。



だからこそ、俺達は会える時間をとても大事に出来る。



二人とも知っているから。



会えない時間のお互いの気持ちを。



会えた時のお互いの気持ちの高鳴りを。



そう気づかせてくれたのも未来だから。



「卒業・・・だな」



「そうだな・・・早え~よなぁ」



クラスでのそんな会話を聞きながら、



俺は今日も未来を想う。
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