やっぱり俺のお気に入り
高校を卒業した俺。



裕輔は就職して、今じゃトップ営業マンだ。



高校時代から付き合っている夢乃とも順調らしい。



俺は希望の大学へと進学。



新しい環境。



慌しく過ぎ去る毎日。



時が過ぎ、季節が何度めぐっても、



俺の未来への想いは変わることはなかった。



離れていても、会えない日々が続いても、



その距離を埋める努力をする事は苦ではなかった。



未来の活躍が俺の原動力にもなっていた。



未来に想われる俺でいたい。



「雨宮君、合コンあるんだけど参加しない??」



大学に入ってから毎日のように誘われる。



「ゴメン・・・俺、女いるから・・・」



どんな時でも・・・・・それは変わらない。



俺には未来しか必要ない。



もう出会いなんかいらねぇから。



俺はもう未来に出会えただけで充分なんだ。



未来がいれば、いてくれれば・・・・・。
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