やっぱり俺のお気に入り
「・・・・・んっ・・あ・・龍っ・・あぁ・・」



放課後の視聴覚室に優の声が響く。



俺は優に深くキスをしながら、感じてる優を見る。



優は目を閉じて俺にしがみつく。



俺は優の苗字さえ知らない。



学校以外で会おうとも思わない。



そんな俺でも優は『俺を好き』だと言う。



「好・・き・・よ・・龍っ・・・」



こうやって好きを繰り返す優を抱いても、俺は言わない。



「龍っ・・・あっっ・・好き・・よ・・・大好き・・っ」



好きだとか、愛してるなんて言ったことがない。



優は何度もささやくのに、俺は答えない。



本当にそれでもいいのかよ・・・・・。



女ってそんな男にでもこうやって抱かれるの?



それでも幸せか??



そんなことを思いながら、俺は優を抱いた。






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