やっぱり俺のお気に入り
「おめでとう~!」



「幸せになってね」



「超綺麗だよ。未来ちゃん♪」



「龍斗の幸せ者~!!」



嬉しそうに微笑む未来のお母さんの姿。



青山は彼女と一緒に出席してくれた。



「未来ちゃ~ん。俺と写真撮ってぇ♪」



裕輔もカメラ片手にはしゃいでる。



みんなが最高の笑顔で俺達を包んでくれる。



未来の左手の薬指にはプラチナのリング。



太陽の光を浴びて、そのリングが眩しく光る。



色々な事を乗り越えたから今がある。



隣に未来がいてくれたから俺は今ここにいられるっていう事実。



「こんな最高な誕生日は初めて・・・龍斗、ありがとっ・・・」



未来の嬉しそうな表情に思わず目を細める俺。



「これからは未来の誕生日が結婚記念日だな」



今日で未来は二十歳になる。



未来も俺も二十歳・・・・・。



世間的に見ればまだまだ未熟な二人。



でもこれから二人で歩いていくって決めたから。



そばにいたい。



近い距離でお互いを支え合いたいって決めたから。



どんな事でも、どんな道でも乗り越え、歩いていけるから。



俺と未来となら・・・絶対に・・・。

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