やっぱり俺のお気に入り
眠そうな表情であたしを見つめるあなた。



そう、この時、きっと初めてあたしは、



あなたの視界に映ったんだよね?



初めて重なる視線。



初めて交わす会話。



初めて近くで聞くあなたの声。



あたしはこの時自分のあなたへの気持ちを確信したんだ。



あなたのことがこんなに気になって、



こんなにもドキドキする気持ち。



あたしはあなたが好きなんだ。



これも初めての気持ち。



初めて『好き』っていう感情を実感したあたし。




< 284 / 296 >

この作品をシェア

pagetop