やっぱり俺のお気に入り
あなたは笑顔で手紙を読んでくれるって言ってくれた。



たとえ、それが本心じゃないとしても、



あたしはそれでもいいと思った。



今までのあたしなら、こんな風に手紙を書くことも、



こうやってあなたに話しかけることも出来なかった。



でもあなたにはどうしても、どうしても、



あたしが今思っていることを伝えたかったんだ。



だから今までのあたしから一歩前に進むことが出来たの。



それはあなたのおかげ。



見えないそのあなたの心の中に触れてみたいって、



そう思うあたしがいたから、



あなたを想う・・・・・それだけでも温かい気持ちになれたんだ。




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