やっぱり俺のお気に入り
その集団の一人が俺を見つけ、なんだかはしゃいで、



「ねっ、見て見て!雨宮君がいる♪」



と、高い声を出して騒ぎ出した。



すると、そばにいた女達もそろって俺のほうを見る。



「うわぁ♪マジ!めっちゃカッコイイじゃん」



「ホント、イケメン♪」



「うん。ってか・・・こっち見てない??」



「カッコイイ♪ほら、未来!!あんたの好きな王子がいるよ!」



「え・・・・・好きとか王子とか・・・言わないでよ」



「だってそうじゃん。未来も好きなんでしょ??まっ、龍斗君はこの学校のアイドル的存在だもんね」



聞こえてくる女達の会話に・・・・・



『未来』・・・・・?



・・・・・あの手紙の女か?









< 32 / 296 >

この作品をシェア

pagetop