やっぱり俺のお気に入り
なんで俺・・・呼び止めてるんだ??



正直自分の態度が理解出来ないでいた。



そして次の瞬間、俺はとんでもないことを口にしていた。



「俺も自転車。一緒に帰らない??」



「え!!・・・え・・??」



地味女も驚いて目を丸くして大きな声を出す。



言った俺も、ちょっと動揺しながら次の言葉を頭の中から探し出す。



「無理ならいいよ」



「や、ちがっ・・・無理なんかじゃないです・・・でも、いいんですか??あたしなんかで・・・・・」



地味女は真っ赤に染まった頬に手を当てて俺を見て、



なぜだか泣きそうな顔をしていた。



「じゃあ、決まりだね」



俺の言葉に小さく頷いた地味女。

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